膝痛の原因
「膝痛の原因は軟骨がすり減ってることだ」という情報は良くテレビや雑誌などで言われていますが、本当の原因は軟骨ではありません。
私が今まで数万人見てきた患者さんのデータを見ると、膝痛の原因は必ずと言っていいほど内ももの内転筋と内側のハムストリングスという筋肉が使えていないことにあります。
加齢に伴い身体には様々な不調が出てきますが、中でも多いのが、関節の不具合や痛みです。
当院にも
「階段がつらい」
「立ち上がるのですら怖い」
「老後の楽しみで旅行に行きたいけど行けない」
など膝の痛みでお悩みになる高齢者は多いですが、多くの膝痛の方の原因は「内転筋」「内側のハムストリングス」の2つの筋肉が使えていないことなのです。
「変形性膝関節症=膝の痛み」が間違い
関節痛の中で多い「変形性膝関節症」ですが、これは関節にある軟骨が水分を失い弾力性がなくなり、すり減って関節が変形する病気です。
軟骨は年を取れば皆すり減りますが、特に女性に多く見られます。
ただ、だからといってすり減っている人が皆、膝が痛いわけではありません。
年をとって軟骨がすり減ってるが痛くない人がいる時点で「軟骨がすり減ってる=痛い」の公式は間違いなのです。
膝痛の改善=膝関節の安定(筋力アップ)
膝痛を抑えるには膝関節の安定が必要です。
加齢により筋力が低下すると、膝がまっすぐに伸びなかったり、または腰が曲がっていたりして歩き方がおかしくなってしまいます。
そこで膝関節や筋肉が引っ付いている腱、靭帯へのストレスが増え、炎症を引き起こし痛みが出ているのです。
膝関節を守る筋肉は、太腿の内側にある内転筋と太腿の後ろ側のハムストリング内側の筋肉です。
この2つの筋肉が正常に働けば、膝に膝の関節は正しく動くようにいなりストレスがかからず痛みが改善されていきます。
【改善率90%以上】膝痛の改善メソッドをご紹介
高齢だからといってあきらめず、ここでご紹介する運動をお試しください。
メソッド1
①両足を開いて椅子に腰かけ、右足うらをうち側に向ける。
両足を開いて椅子に腰かけ、右足裏を内側に向けていきます。
片足ずつ行いますので、もう一方の足はそのままにしておきましょう。
②右足を内側に曲げる
右足を内側に曲げていき、つま先を天井方向に向かって力いっぱい持ち上げ、10秒キープします。この時、膝が上がらないように気を付けましょう。
③これを左右交互でいいので3~5セット行います。
メソッド2
①仰向けになる
仰向けになり顔は天井を向きます。
右膝は軽く曲げ(しんどい場合は90度でもOK)、右つま先を内側に入れましょう。
以下は上から見た写真です。
②右ひじを90度に曲げ床につけたまま、右のお尻を浮かせる
右肘を90度に曲げ床につけたまま、右のお尻を浮かせて10秒キープします。
これを左右交互に3~5セット行いましょう。
伊丹くすのき整体院の整体施術のご案内
当院では整形外科のリハビリと整骨院での整体術を合わせた方法で施術を行います。
- 骨格調整で姿勢改善
- リハビリトレーニングで筋力促進
この2つを組み合わせてより長く、健康状態を維持できる身体作りを行います。
骨盤、背骨、股関節の骨格を調整し、全身のこわばりを緩め動きやすくしたのちに腰椎(腰骨)のサポートする筋力促進トレーニング指導をさせていただくことで、原因を根本から改善することができます。
ご興味がある方はホームページをご覧ください。