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腰痛の原因15種類を徹底解説|専門医が教える見分け方と対策を整体師が解説

腰痛の原因15種類を徹底解説|専門医が教える見分け方と対策を整体師が解説

腰痛に悩む多くの人が知らない15の原因

腰痛は日本人の自覚症状で最も多いものだということをご存知でしょうか? 実は、国民生活基礎調査によると、日本人が抱える自覚症状のトップが腰痛なんです。

私は鍼灸師として多くの腰痛患者さんを診てきましたが、腰痛の原因は一つではありません。むしろ、様々な原因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。

腰痛の原因がわからないまま対処療法だけを続けていると、一時的に痛みが和らいでも再発することが多いんですよね。根本的な解決には、まず自分の腰痛がどのタイプなのかを知ることが大切です。

腰痛の原因を示す人体解剖図今回は、私が臨床経験で得た知識と最新の医学的エビデンスに基づいて、腰痛の15の原因とその見分け方、そして効果的な対策方法をお伝えします。

この記事を読めば、あなたの腰痛の原因が何なのか、そしてどうすれば改善できるのかがわかるようになりますよ。

腰痛の分類:特異的腰痛と非特異的腰痛

腰痛について話す前に、まず大きく2つのタイプに分けて考える必要があります。それが「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」です。

特異的腰痛は、レントゲンやMRIなどの画像検査で原因がはっきりと特定できる腰痛のことです。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがこれに当たります。全体の約15%を占めています。

一方で、非特異的腰痛は画像検査では原因が特定できない腰痛のことで、全体の約85%もの割合を占めているんです。

特異的腰痛と非特異的腰痛の違いを示す図「レントゲンやMRIで異常が見つからないのに、なぜこんなに痛いんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか? それは、あなたの腰痛が非特異的腰痛である可能性が高いからなんです。

実は、画像検査で異常が見つからなくても、筋肉や関節、神経の問題が腰痛を引き起こしていることが多いんですよ。

では、腰痛の原因となる15の要因について、特異的腰痛と非特異的腰痛に分けて詳しく見ていきましょう。

特異的腰痛の5つの原因

特異的腰痛は、画像検査で原因がはっきりと特定できる腰痛です。ここでは、代表的な5つの原因について説明します。

1. 腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が飛び出して、神経を圧迫することで痛みが生じる状態です。

主な症状は、腰痛だけでなく、足のしびれや痛み、筋力低下などが現れることがあります。特に前かがみになったときに痛みが強くなるのが特徴です。

椎間板ヘルニアは、重いものを持ち上げたり、急に体をひねったりすることで発症することが多いんですよ。

2. 腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(神経が通る管)が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みが生じる状態です。

特徴的な症状として、長時間歩くと足が痛くなったり、しびれたりする「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」があります。少し休むと症状が和らぐため、「休み休み歩く」という特徴があります。

この症状は50代以降に多く見られ、加齢による脊椎の変形が主な原因となっています。

3. 腰椎すべり症

腰椎すべり症は、上の背骨が下の背骨に対して前方や後方にずれてしまう状態です。

腰痛に加えて、立ったり座ったりする動作で痛みが強くなることが特徴です。また、長時間同じ姿勢でいると痛みが増すこともあります。

先天的な要因や加齢、スポーツによる過度の負担などが原因となることが多いですね。

4. 腰椎圧迫骨折

腰椎圧迫骨折は、背骨が潰れてしまう状態です。高齢者や骨粗しょう症の方に多く見られます。

突然の強い腰痛が特徴で、動くと痛みが増し、寝ていても痛みがあることが多いです。軽い転倒や重いものを持ち上げただけでも発生することがあります。

骨粗しょう症の予防と治療が、圧迫骨折の予防にもつながりますよ。

5. 腰椎分離症・すべり症

腰椎分離症は、背骨の一部(椎弓)に疲労骨折が生じた状態です。主にスポーツをする若い方に多く見られます。

腰を反らすと痛みが強くなるのが特徴で、長時間の立位や腰を反らす動作を繰り返すスポーツ(体操、野球など)をしている方に多いです。

分離症が進行すると、すべり症に発展することもあるため、早期発見・早期治療が重要です。

特異的腰痛の5つの原因を示すイラストこれらの特異的腰痛は、レントゲンやMRIなどの画像検査で診断することができます。もし、強い腰痛や足のしびれなどの症状がある場合は、整形外科を受診して適切な検査を受けることをおすすめします。

非特異的腰痛の10の原因

非特異的腰痛は、画像検査では原因が特定できない腰痛のことです。全体の約85%を占めるこのタイプの腰痛には、様々な原因があります。ここでは、代表的な10の原因について説明します。

1. 筋筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛は、腰の筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)の緊張や炎症によって引き起こされる腰痛です。

デスクワークなどの同じ姿勢が続く場合や、急に重いものを持ち上げたときなどに発症することが多いです。痛い場所をピンポイントで特定できるのが特徴で、そこをほぐすと軽快します。

運送業など肉体労働が多い人や、同じ姿勢を続けるデスクワークの人にも多く見られますね。

2. 椎間関節性腰痛

椎間関節性腰痛は、背骨の後方で上下の背骨同士を繋ぐ椎間関節に問題が生じることで起こる腰痛です。

腰を反らしたり、ねじったりする動作で痛みが強くなるのが特徴です。電車のつり革を持つ、洗濯物を干す、赤ちゃんを抱っこするなど反り気味の姿勢を取ったときに痛みが生じます。

腹筋が弱いために反り腰になっている人に起きやすく、女性に多く見られます。この腰痛は、揉みほぐしても改善しないのが特徴です。

3. 椎間板性腰痛

椎間板性腰痛は、椎間板の変性や損傷によって引き起こされる腰痛です。ヘルニアほど重症ではないものの、椎間板に負担がかかることで痛みが生じます。

前かがみになったときに痛みが強くなるのが特徴で、物を拾うなどの動作で椎間板が圧迫されて痛みが出ます。背筋が弱い人に起きやすく、猫背や前かがみになりがちなデスクワークの人にも多いようです。

この腰痛も、揉みほぐしても良くならないのが特徴です。

4. 仙腸関節性腰痛

仙腸関節性腰痛は、骨盤と脊椎をつなぐ仙腸関節に問題が生じることで起こる腰痛です。

お尻の付け根あたりに痛みを感じることが多く、片足で立ったり、階段の上り下りで痛みが強くなることがあります。

産後の女性に圧倒的に多い腰痛です。妊娠中に分泌されるホルモンの作用で緩んだ仙腸関節の靭帯が、出産後に正常に戻らないことで起きるケースが多いようです。

5. 腰部脊柱管狭窄症予備軍

画像検査では明確な狭窄が見られないものの、脊柱管が狭くなりかけている状態です。

長時間歩行や立位で腰痛や足のしびれが出現し、前かがみや座ると楽になる傾向があります。これは、前かがみになると脊柱管が広がるためです。

年齢とともに症状が進行することが多いので、早めの対策が重要です。

非特異的腰痛の原因を示すイラスト6. 心理社会的要因による腰痛

ストレスや不安、うつ状態などの心理的要因が腰痛を引き起こしたり、悪化させたりすることがあります。

痛みの程度と心理状態が連動していることが多く、ストレスが強いときに痛みも強くなる傾向があります。また、痛みに対する不安や恐怖が強いと、痛みをより強く感じることもあります。

「痛みがあるから動けない」ではなく、「動けないから痛みが続く」という悪循環に陥ることもあるんですよ。

7. 冷えによる腰痛

冷えは筋肉の緊張を高め、血行不良を引き起こすことで腰痛の原因となることがあります。

寒い季節や冷房の効いた環境で腰痛が悪化する傾向があり、お風呂に入り体が温かくなると、腰の痛みが楽になるのが特徴です。

下半身を冷やさないことが重要で、服装はパンツスタイルがおすすめです。スカートをはく場合には、必ず厚手のタイツやスパッツを併用しましょう。

8. 姿勢不良による腰痛

猫背や反り腰などの不良姿勢が続くと、腰に過度な負担がかかり、腰痛の原因となります。

デスクワークやスマホの長時間使用などで前かがみの姿勢が続くと、腰の筋肉に負担がかかります。また、反り腰の方は椎間関節に負担がかかりやすいです。

姿勢改善のためには、適切な筋力トレーニングとストレッチが効果的です。

9. 筋力低下による腰痛

腰を支える筋肉(体幹筋)の筋力低下は、腰痛の大きな原因の一つです。

特に腹筋や背筋の筋力が低下すると、日常生活の動作で腰に過度な負担がかかりやすくなります。

加齢とともに筋力は自然に低下するため、意識的に筋力トレーニングを行うことが重要です。

10. 内臓疾患からの関連痛

腎臓や膵臓、大腸などの内臓の疾患が、腰痛として現れることがあります。

内臓からの関連痛は、姿勢や動作による痛みの変化が少なく、夜間や安静時にも痛みが続くことが特徴です。また、発熱や体重減少などの全身症状を伴うこともあります。

特に、これまでに経験したことのない突然の強い腰痛や、他の症状を伴う腰痛がある場合は、内臓疾患の可能性も考えて医療機関を受診することをおすすめします。

腰痛の見分け方:自分の腰痛タイプを知る方法

自分の腰痛がどのタイプなのかを知ることは、適切な対策を立てる上で非常に重要です。ここでは、腰痛のタイプを見分けるためのポイントをいくつか紹介します。

痛みのパターンで見分ける

腰痛のタイプは、どんな動作や姿勢で痛みが強くなるかによって見分けることができます。

前かがみで痛みが強くなる場合は、椎間板性腰痛の可能性が高いです。反対に、腰を反らすと痛みが強くなる場合は、椎間関節性腰痛や腰椎分離症の可能性があります。

また、長時間歩くと足がしびれたり痛くなったりする場合は、脊柱管狭窄症の可能性があります。座ると楽になるのが特徴です。

腰痛の痛みパターンによる見分け方痛みの場所で見分ける

痛みを感じる場所も、腰痛のタイプを見分ける重要な手がかりになります。

腰の真ん中に痛みがある場合は、椎間板性腰痛の可能性があります。腰の横や片側に痛みがある場合は、椎間関節性腰痛の可能性が高いです。

お尻の付け根あたりに痛みがある場合は、仙腸関節性腰痛の可能性があります。特に産後の女性や、片足で立つことが多いスポーツをしている方に多いです。

痛みの性質で見分ける

痛みの性質も、腰痛のタイプを見分ける手がかりになります。

鈍い痛みや重だるさを感じる場合は、筋筋膜性腰痛の可能性が高いです。鋭い痛みや電気が走るような痛みがある場合は、神経が関与している可能性があります。

また、足のしびれや痛みを伴う場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの神経が圧迫されている状態が考えられます。

生活習慣との関連で見分ける

あなたの生活習慣も、腰痛のタイプを見分ける手がかりになります。

デスクワークが多く、猫背になりがちな方は、椎間板性腰痛や筋筋膜性腰痛の可能性が高いです。反対に、立ち仕事が多く、反り腰の方は、椎間関節性腰痛の可能性があります。

スポーツをよくする方、特に腰を反る動作が多いスポーツ(体操、野球など)をしている方は、腰椎分離症の可能性もあります。

これらのポイントを参考に、自分の腰痛がどのタイプなのかを考えてみてください。ただし、正確な診断は医療機関で行うことが重要です。特に強い痛みや、足のしびれなどの症状がある場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。

腰痛の効果的な対策と予防法

腰痛のタイプによって効果的な対策は異なりますが、ここでは一般的に効果が期待できる対策と予防法を紹介します。

適切な運動療法

腰痛改善には、適切な運動療法が非常に効果的です。特に、体幹(コア)の筋力強化と柔軟性の向上が重要です。

腹筋や背筋などの体幹筋を強化することで、腰への負担を減らすことができます。また、ストレッチで筋肉の柔軟性を高めることも大切です。

ただし、痛みが強い急性期には安静が必要な場合もあります。無理な運動は避け、痛みの状態に合わせて徐々に運動量を増やしていくことが大切です。

腰痛に効果的な運動療法のイラスト姿勢改善

日常生活での姿勢改善は、腰痛予防と改善に大きく貢献します。

デスクワークが多い方は、椅子の高さや背もたれの角度を調整し、正しい姿勢を保つことが大切です。また、長時間同じ姿勢を続けないよう、1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かすことをおすすめします。

スマホやパソコンを使用するときは、画面を見下ろす姿勢が続かないよう注意しましょう。首を前に出す「ストレートネック」は、腰にも負担をかけることがあります。

生活習慣の改善

腰痛改善には、日常生活の様々な面からのアプローチが効果的です。

十分な睡眠は、筋肉の回復と痛みの軽減に重要です。また、適切な体重管理も腰への負担を減らすために大切です。

冷えは腰痛を悪化させることがあるため、特に寒い季節は腰を温かく保つことを心がけましょう。入浴は筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。

ストレス管理

ストレスは筋肉の緊張を高め、腰痛を悪化させることがあります。

ストレス管理のために、深呼吸やヨガ、瞑想などのリラクゼーション法を取り入れることも効果的です。また、趣味や好きなことに時間を使うことで、ストレスを軽減することもできます。

腰痛と心理状態は密接に関連していることが多いので、心の健康にも目を向けることが大切です。

専門家によるケア

自己管理だけでは改善が難しい場合は、専門家によるケアを受けることも重要です。

整形外科医、理学療法士、鍼灸師などの専門家は、あなたの腰痛の原因を詳しく診断し、適切な治療やアドバイスを提供してくれます。

特に、強い痛みや足のしびれなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

私の鍼灸院でも、患者さんの腰痛の原因を詳しく診断し、一人ひとりに合った治療プランを提供しています。鍼治療や東洋医学的なアプローチは、西洋医学的な治療と併用することで、より効果的に腰痛を改善できることがあります。

まとめ:あなたの腰痛を根本から改善するために

腰痛は一つの症状ですが、その原因は実に様々です。今回ご紹介した15の原因を参考に、自分の腰痛がどのタイプなのかを考えてみてください。

腰痛改善の第一歩は、自分の腰痛の原因を知ることです。原因がわかれば、それに合った対策を立てることができます。

特異的腰痛(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など)の場合は、医療機関での適切な診断と治療が重要です。一方、非特異的腰痛(筋筋膜性腰痛や姿勢不良による腰痛など)の場合は、日常生活での姿勢改善や適切な運動療法が効果的です。

どんな腰痛でも、早期発見・早期対応が重要です。「年だから仕方ない」「そのうち良くなるだろう」と放置せず、適切なケアを行うことで、多くの腰痛は改善することができます。

腰痛の総合的な管理と改善方法を示すイラスト私は鍼灸師として、多くの腰痛患者さんを診てきました。その経験から言えることは、腰痛は決して「治らない」ものではないということです。適切なアプローチで、多くの方が腰痛から解放されています。

あなたも、この記事で紹介した知識と対策を参考に、腰痛のない快適な生活を取り戻してください。もし、自己管理だけでは改善が難しい場合は、遠慮なく専門家に相談することをおすすめします。

腰痛で悩むあなたの力になれることを願っています。

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